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チャイコフスキー記念国立ペルミバレエ団は、バレエの本場ロシアにおいても最も優れた芸術性と
歴史を誇る劇場の1つとされており、1870年の劇場創設以来、巨匠ピョートル・チャイコフスキーの
バレエ組曲により『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』をはじめとする数々のクラシック バレエ作品を世に送り出している。 チャイコフスキーはペルミ市近郊イジェフスクで生まれ育ち バレエのみならずオペラ『スペードの女王』をはじめとする数々のチャイコフスキー作品をこの劇場で 上演したため、チャイコフスキーの家と呼ばれている。
ペルミ市は『火の鳥』や『ペトゥルーシカ』他、数々のバレエ演目を初演した【バレエ・リュス
(ディアギレフロシアバレエ団)】の興行者としても有名なセルゲイ・ディアギレフ氏のホームタウンで
あり、アンナ・パヴロワやニジンスキーもこのバレエ団より世界の舞台へと羽ばたいて行った。 これを
記念してペルミ劇場ではディアギレフフェスティバルが開催されている。 この他にも『ペルミ国際バレエ
コンクール』をウラジミール・ワシリエフ、エカテリーナ・マクシモワ夫妻の協賛により定期的に開催して
いる。
第二次世界大戦中、サンクト・ペテルブルグのキーロフ劇場が独ソ戦開戦を理由にペルミ市へと
一時的に疎開したため、ペルミバレエ団もキーロフバレエ学校の伝統と高度な芸術性を受け継ぐ事と
なった。 約70名のバレエダンサーを抱えるこのバレエ団のレパートリーは多種多様な分野に及び、
ロシアの伝統的な古典芸術を継承しながらも、現代風なアレンジも施されている。 2005年には
ロシアで最も高名な芸術際『黄金のマスク』に【 Ballet Imperial 】でノミネートし、見事最優秀賞である
黄金のマスク賞を受賞した。 現在ペルミバレエ団は世界で最も優秀なバレエ団のひとつに数えられて
いる。
ペルミバレエ団は付属のバレエ学校よりダンサー全員を獲得しているという点において非常に
ユニークなバレエ団であり、ロシアのバレエ学校の中でも名門とされている。 ペルミバレエ学校
出身者ではガリーナ・パノワ、リュボフ・クナコワ、ガリーナ・シュリャピナ、スヴェトラーナ・スミルノワ、
オリガ・チェンチコワ、ユーリー・ペトホフ、モスクワボリショイ劇場ソリストのナジェジダ・パブロワの
名を挙げる事が出来る。 最近ではエレーナ・クラーギナ、ユリヤ・マシキナ、ナタリヤ・モイセエワ、
ヴィタリー・ポレシュク、ラジー・ミニアフメトフらが国際的な評価を得ており、世界舞台において
ペルミバレエ団は更なる名声を手にした。
現レニングラード国立バレエ団芸術監督のボヤルチコフ氏は以前ペルミバレエ団の芸術監督を
務めていた。 2003年のレニ国バレエ団冬の日本公演で上演された異色のボヤルチコフ版
『ロメオとジュリエット』の初演はペルミ国立劇場であり、ペルミでは2003年に上演周年の記念公演を
行った。
芸術監督: ゲオルギー・イサアキャン 国家賞受賞
首席指揮者: ワレリー・プラトノフ バシコルスタン共和国国民芸術賞受賞
バレエマスター:ナタリヤ・アフマロワ 国際コンクールで受賞歴多数
首席指揮者: ウラジミル・ワシリエフ ロシア連邦国民芸術賞受賞
芸術指導: エレーナ・ソロビヨワ
レパートリー
『ジゼル』『バフチサライの泉』『ショピニアーナ』『アニュータ』『ライモンダ』『ペールギュント』
『ラ・シルフィード』『ドン キホーテ』『眠れる森の美女』『バヤデルカ(影の王国)』『ロメオとジュリエット』
(ボヤルチコフ版)『くるみ割り人形』『白鳥の湖』『シンデレラ』『ジゼル』『パキータ』『バロック・コンチェルト』
『テーマとバリエーション』『シェヘラザード』『ラ・フィーユ・マルガルテ』『コッペリア』
これまでの海外公演
オーストリア・イタリア・ユーゴスラビア・ブルガリア・チェコスロバキア・ドイツ・ポーランド・ベルギー・
オランダ・オーストラリア・ニュージーランド・英国・アイルランド・アメリカ・中国・スイス・スペイン・韓国他
89年、92年、96年には日本公演も行い、ニーナ・アナニアシヴィリをプリマに迎え『ドン・キホーテ』
『白鳥の湖』を上演した。

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